リトルリーグの運営組織
リトルリーグ・ベースボールは、1939年に米国で創立され、1964年、米国上下両院の満場一致の 決議に基づき、1964年7月16日当時のリンドン・B・ジョンソン大統領の署名によって成立した連 邦政府許可の特殊法人によって運営されています。世界各地のリーグは、この米国本部の許可に基 づき、各国(地域)リトルリーグ野球協会を中心に運営されます。 リトルリーグの基本的な規則や方針は極めて厳格ですが、各地区リーグの運営についてはそれぞ れの経済的、社会的、国際的諸条件により、柔軟な対応ができることになっています。
リトルリーグの目的
リトルリーグの目的は、子供たちに対する奉仕事業です。子供たちを善良で礼儀正しい市民に育 てあげることを目的とし、社会に出てから立派な活動ができるように、子供たちの前途に目標を与 え、生活を豊かにし、チームワークとフェアプレーの精神を授けることを基本としています。従っ て、監督・コーチをはじめ大会の審判員等もすべてボランティアとして協力しています。
リトルリーグの構成
リーグには、その年の8月1日以前に満13歳にならない子供は誰でも、選抜テストを受けて加入 する資格があります。リトルリーグの1チームは15名以内、12名以上で構成し、リーグ年齢12歳の プレーヤーを8名以上載せることはできず、残りはリーグ年齢9、10、11歳のプレーヤーで構成し ます。年齢未達や技術面その他の理由でリーグ選抜されないプレーヤーは「マイナーリーグ」制度 によって保持されます。13歳から15歳までの子供にはシニアリーグがあります。
リトルリーグの規則
リトルリーグの野球規則は詳細に定められています。例えば、使用するボールは硬式ボールで、 リトルリーグ規格、基準に合致したもの(重量:5~5 1/4オンス=141.7~148.8グラム、周囲9 ~9 1/4インチ=22.9~23.5センチ)。塁間距離は60フィート=18.29メートル、投本間距離は46フ ィート=14.02メートル。 その他、バット、グラブ、ユニフォーム、試合規則なども少年野球用に 配慮されています。
リトルリーグ野球の指導方針
リトル・リーグの野球活動は世界各地とも、米国リトル・リーグ野球国際本部の規則と方針に則って、指導・運営されねばなりません。日本もその例外ではありません。